種類によって違うギャッベのデザイン
種類によって違うギャッベのデザイン
自然な色や風合いと温かみのある雰囲気で多くの人の心を掴んでいるギャッベは、様々なデザインのものがあるのでどれを選んだら良いか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
クラシックなギャッベは、色数があまり多くないのが特徴です。
シンプルな羊毛本来の色を活かしたものや、黒・ブラウンなどといった色を使ったものが多いです。
また厚みがあるタイプで、荒い織物となっているの昔ながらのタイプの特徴に挙げられます。
最近作られるものの中には、カラフルなものや動物や植物などの図柄を織り込んだものも多くあります。
カシュクリギャッベと呼ばれるタイプは、密度が細かく毛足が詰まっている高品質なものが多くあるのが特徴です。
毛足は短めで、織りも硬い傾向があります。
それからルリバフギャッベは、イランの南西部あたりで古くから暮らしていたルリ族が作っているものです。
こちらも細かな織りや毛足の短さが魅力となっています。
洗練されたデザインのものも多くあるといわれています。
素朴で温かみのあるギャッベの人気デザイン
イランの遊牧民の手織り絨毯のギャッベにも様々な種類があるので、どのようなものが人気を集めているのかよく分からないという人もいるのではないでしょうか。
人の手で作られている敷物ならではの温かみや素朴さが魅力のギャッベにも、色々なデザインのものがあります。
それぞれ違った魅力がありますが、人気があるデザインの1つには生命の木と呼ばれる樹木をモチーフにしたものが挙げられるでしょう。
いくつもの枝を伸ばしている樹木の図柄は、身近な自然の風景や世界を織り込むことが多いギャッベの代表的なデザインです。
色のムラを活かしたグラデーションが美しいものも多くあります。
また好まれることが多い代表的なモチーフには、ザクロも挙げられます。
ザクロは現地の人達にとって身近な食べ物で、沢山の種が入っていることから子孫繁栄のシンボルです。
ザクロの木に実がなっている様子をデザインにしているものも多くあります。
温かみのある雰囲気のギャッベです。